無題

仕事帰りの途中で

見慣れた景色の中

いろんな事を思い巡らす。

その日の出来事や

次の日のプレッシャーとか。


笑って過ごせる毎日なら
そんなに気に病む事もないはずだけど
そうはいかない毎日に
溜め息混じりの煙草を吹かしてる。

君に電話をするよ。
別に愚痴りたい訳じゃない。

今日も君はどうだったとか
お互い見てるドラマの感想だとか
何食べたとか
たわいのないこと。

でも、君が聞いてくれる事が
いつも心配してくれることで
あまりにも的を得た事すぎて
ボロがでちゃう。

でもね、本当に、
俺救われてる。
君のおかげで。

だから、
次はなに聞かそうかなって思うんだ。





君が幸せになる俺のホントの気持ちを。

無題

五月の風は少し肌寒く

今日も街が夜に沈むのを眺めてた。

遠くに光る街の明かりが君と見た星を曇らせた。


慣れてるから大丈夫。
そうやって今日もたばこの煙に紛らした。

佇む景色は変わらずに
互いに訪れる時間の経過もまた同じ。
ただ違うのは君がいないことと君が望むこと。

誰もが傷つくために生まれたわけじゃない。
幸せになりたいと願って生きることは罪じゃない。
ただただ君が笑っていてくれたらと。

君はいない　ここにいない
どこにもない　あの温もりさえ

それでも日々に　埋もれないように
今も歌っている

さよならなんて　夢のように
今は何もにも　感じたりできなくて

迎えに行くはずの未来は
深い眠りについて
起こすこと拒む君を
抱きしめられないまま

僕は君との未来を歌ってる。