ゆっくりしていきんちゃい
吐息も白いくなるほど寒い冬の真夜中に、
一人で歩く舗装された道路。
信号機も点滅に変わって
車も通らない。
灯りも消えて眠りについた住宅街。
その孤独感と静かな暗闇の中、
m【マイナー】から始まる短調の曲。
特に冬の情景が感じられる詞ならなおさら良い。
冬の夜には星がとても輝いてるような気がして立ち止まる。
普段はめんどくさく感じる足を止めて見上げるその行為も
その場でぐるぐる回りながら星を探す自分の姿も、
まるで、
ガラスの中に水が入ってて
振ると雪が舞うように見える置物の中にいる小さな人形と重なって
何だか可愛いおとぎ話の世界にいるような気がして笑ってしまう。
でも…
全ては耳の奥に響く音楽が描く世界の中。
こんなに心に染みる時には
背中を腰から頭のてっぺんまで鳥肌が立つような感じがする。
鼻歌歌う事さえ邪魔になるほど、
純粋に耳から心に響いてる。
『やっぱり音楽好きなんです、オレ。』
この瞬間に、音楽があってよかったなって思う。
一人で歩く舗装された道路。
信号機も点滅に変わって
車も通らない。
灯りも消えて眠りについた住宅街。
その孤独感と静かな暗闇の中、
m【マイナー】から始まる短調の曲。
特に冬の情景が感じられる詞ならなおさら良い。
冬の夜には星がとても輝いてるような気がして立ち止まる。
普段はめんどくさく感じる足を止めて見上げるその行為も
その場でぐるぐる回りながら星を探す自分の姿も、
まるで、
ガラスの中に水が入ってて
振ると雪が舞うように見える置物の中にいる小さな人形と重なって
何だか可愛いおとぎ話の世界にいるような気がして笑ってしまう。
でも…
全ては耳の奥に響く音楽が描く世界の中。
こんなに心に染みる時には
背中を腰から頭のてっぺんまで鳥肌が立つような感じがする。
鼻歌歌う事さえ邪魔になるほど、
純粋に耳から心に響いてる。
『やっぱり音楽好きなんです、オレ。』
この瞬間に、音楽があってよかったなって思う。
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俺には長い付き合いの親友がいる。彼の名前は寛大と書いてカンタ。彼とは中学の時に出会った。その時の俺達の仲はというと、今でこそ互いに親友と呼び合ってはいるが、その当時、カンタは俺に対して殺意を抱くほど嫌っていたらしい。らしいと曖昧な表現になっているのはこの事実を知ったのは19歳くらいの時と2011年9月22日の時で、いずれもカンタの両親から一緒に酒を飲みながら笑顔で教えてもらったからだ。
それを初めて聞いてた時は正直やっぱりなというのが俺の感想だった。
というのは、その同時の俺はやさぐれていた。
家庭環境も悪く、やり場のない思いを全て暴力に変えてしまって周りには嫌がられていたからだ。
そんな俺とはカンタは正反対なヤツだった。
優等生とは言えないが、真面目で、悪さなんてしたことがなかった。
今思えばよくも友達になりましたねという俺達だが、たった一つ俺達を繋げたものがあった。
それは『音楽』だった。
純粋に俺達は音楽とても大好きだったし、二人でかき鳴らすギターと下手くそでも喉が枯れるまで二人で歌う事が堪らなく好きだった。
いつのまにか今までの互いの溝が埋まり、いつも二人でいるような時間が極端に増えた。バカ言って笑ったり、喧嘩したり、真剣に悩んでみたり、夢を描いてみたり、一生懸命にがむしゃらだった。
気が付いた時には、音楽している時だけではなく、二人でいることがすごく楽しかった。
互いの家に入り浸り、俺が家にいなくてもカンタは居間のソファーに大きな態度で座り、俺の親に『たぁくんはおらんのん?』と聞かれて『知らんよー。』と返すのが当たり前になり、俺もカンタの家の冷蔵庫のビールを空にするのが役目なるくらい二人は家族の一員になっていた。
そんな俺たちも高校を卒業して、カンタは大学進学のため東京に、俺は広島に残った。
その頃から時間はあっという間に過ぎて行ったような気がする。気が付いたら互いにもう二十代後半なんて歳になってる。
でも、ただ流れが早く感じたとしても、それぞれ一歩ずつ踏みしめた道があって、挫折したり、何度も立ち上がって歯を食いしばったり、そして大切な出会いがあった。
それでも一つずつ大きくなれてるのか?と俺は自分自身不安になるけれど、アイツは俺に証明してくれた。遠く離れた東京で大きくなったアイツを。
2011年9月23日。
初めてアイツの背中が大きく見えたこの日、カンタは人生の上で最愛な人と結婚式を挙げた。
俺は『最初から泣きんさんなよ』とカンタの両親や、じいちゃんばあちゃんに言っていたが、教会のドアが開いてカンタが見えた瞬間、涙が溢れて止まらなかった。最初から泣いていたのは恥ずかしい事に俺だけだった。
何故泣いたのかよくわからないけど、何かアイツがすげぇかっこよかった。
初めてこんなに人の幸せが自分の幸せに感じれた気がした。
ホンマにアイツには色んな事をもらい、教わり、考えさしてもらって、気付かしてくれたと思う。
いつまでも綺麗なお嫁さんと幸せに暮らしてほしい。まぁこれからも親友でいるわけだし、見守っていくつもりじゃけどね。
結婚おめでとう。
それを初めて聞いてた時は正直やっぱりなというのが俺の感想だった。
というのは、その同時の俺はやさぐれていた。
家庭環境も悪く、やり場のない思いを全て暴力に変えてしまって周りには嫌がられていたからだ。
そんな俺とはカンタは正反対なヤツだった。
優等生とは言えないが、真面目で、悪さなんてしたことがなかった。
今思えばよくも友達になりましたねという俺達だが、たった一つ俺達を繋げたものがあった。
それは『音楽』だった。
純粋に俺達は音楽とても大好きだったし、二人でかき鳴らすギターと下手くそでも喉が枯れるまで二人で歌う事が堪らなく好きだった。
いつのまにか今までの互いの溝が埋まり、いつも二人でいるような時間が極端に増えた。バカ言って笑ったり、喧嘩したり、真剣に悩んでみたり、夢を描いてみたり、一生懸命にがむしゃらだった。
気が付いた時には、音楽している時だけではなく、二人でいることがすごく楽しかった。
互いの家に入り浸り、俺が家にいなくてもカンタは居間のソファーに大きな態度で座り、俺の親に『たぁくんはおらんのん?』と聞かれて『知らんよー。』と返すのが当たり前になり、俺もカンタの家の冷蔵庫のビールを空にするのが役目なるくらい二人は家族の一員になっていた。
そんな俺たちも高校を卒業して、カンタは大学進学のため東京に、俺は広島に残った。
その頃から時間はあっという間に過ぎて行ったような気がする。気が付いたら互いにもう二十代後半なんて歳になってる。
でも、ただ流れが早く感じたとしても、それぞれ一歩ずつ踏みしめた道があって、挫折したり、何度も立ち上がって歯を食いしばったり、そして大切な出会いがあった。
それでも一つずつ大きくなれてるのか?と俺は自分自身不安になるけれど、アイツは俺に証明してくれた。遠く離れた東京で大きくなったアイツを。
2011年9月23日。
初めてアイツの背中が大きく見えたこの日、カンタは人生の上で最愛な人と結婚式を挙げた。
俺は『最初から泣きんさんなよ』とカンタの両親や、じいちゃんばあちゃんに言っていたが、教会のドアが開いてカンタが見えた瞬間、涙が溢れて止まらなかった。最初から泣いていたのは恥ずかしい事に俺だけだった。
何故泣いたのかよくわからないけど、何かアイツがすげぇかっこよかった。
初めてこんなに人の幸せが自分の幸せに感じれた気がした。
ホンマにアイツには色んな事をもらい、教わり、考えさしてもらって、気付かしてくれたと思う。
いつまでも綺麗なお嫁さんと幸せに暮らしてほしい。まぁこれからも親友でいるわけだし、見守っていくつもりじゃけどね。
結婚おめでとう。
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